アンプの実験 1
セブロン電子製の2段アンプ。入出力は導波管で、20dBのゲインが
あるそうです。比較的安価に購入できたものですが試してみました。
(NE32984 2本)

MIX-BPFの出力(0.2mWぐらい)を接続。
1mWしか出ない。スタブ調整では入出力にかなり影響がある。
導波管のマッチングネジ(M1.4?)にはなにもネジがついていない。
ネジ穴にリード線を入れるとかなり効く。だけどこんなネジ持っていない。
売っているところも無い。
M2のタップを立て調整。VDを3.2Vまで上げ6mWになる。

2段HEMT間の1/4λカップリングにウレタン線が沿わせてある。
最初は結合を増やすためかと思ったが沿わせ方でゲインが大きく変わる。
これを調整、さらにスタブ調整で12mWになった。G=17dB以上
もうすこしいじれば20dBに届くかもしれないが深追いはしない。

24GHzのアンプ調整は初めてだったがこういうものかと納得。
最近のHEMTは1段10dBはいけるようだが難しいものですね。
たとえ調整済みのユニットでも再現は難しいものなのだろう。
入出力にアイソレータがついていれば別だが。

評価としては
安定している。
それなりのゲインは得られる。ただし再調整は必要?
飽和出力は不明。

とりあえず経験はできました。本番アンプはどうしましょう。
このアンプ? いまのところ使う予定無し。
理由は”この形状だとケースに入らない”から。
トランスバータのケースのサイズはもう決まっているのです。
中身も決まらないのにケース決めてどーするの?