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ポジスタを使ってクリスタルオーブンを作る   
水晶の周波数安定化のためOCXO化するのは有効な
手段です。昔ならムラタでHC18/U用ポジスタを売って
いたのですが今は製造中止となってしまいました。

そこで現在でも秋葉原で売られている写真左のポジスタ
を使ってオーブンを作りました。
写真左のポジスタをそのまま水晶に抱かせてもよいので
すが、熱伝導が悪くいまいちです。

製作方法
1、ラグ端子を取り、黄色の樹脂をニッパーで削り中身を
 取り出します。
2、ポジスタ素子には端子がはんだ付けされていますので
 1本をはんだごてではずします。
3、りん青銅/ベリリウム銅板で水晶をはさむコの字型
 ホルダを作ります。板厚は0.3mmぐらい
4、ホルダへ素子をはんだ付けします。

素子の端子と水晶のケース間へ電圧を加えればOKです。


注意点
1、水晶のケースはグランドへ落とすなり、オーブンの電源の片側の電極となります。
2、オーブンの電源は安定化してください。電圧変動が温度に微妙な影響を与えます。
3、水晶とポジスタは発泡スチロールで覆ってください。空気が動くのは良くありません。
4、電圧と素子数ですが、最近作るものはホルダ両面に素子を合計2個付けています。
 電圧は5Vで素子は電気的にパラにします。この状態で電流はMAX500mA程度流れ、その後1/10程度まで
 下がります。熱が逃げなければこの程度で十分ですがポジスタの電流を見ながらいろいろ試されることを
 お勧めします。
5、これを内蔵する機器が完成しましたらできるだけ長時間のエージングをします。(1年間とか...)

性能ですが、裸の水晶と比較したことがありませんが、電源ON後数分から数十分で5GHz、10GHzのFM待ち受け
受信が可能な程度まで安定化されます。