HOME ⇒ 工作室 ⇒ 特注水晶について一言


水晶の特注はどうしていますか?

個人からの訳のわからない特注、それも1個! こんな注文に応じてもらえる会社の苦労はわかりますが、
それでもひとこと言わせてもらいたくなります。
だいたいおたくのウンチク聞きたくないです。おまけに想像を超えた値段、想像を絶する納期。    理由はわかりますよ、   でもねー ..............


そんなわけでコンビニ世代(!)としてはお得意のインターネットを駆使し、ついに海外にまで特注水晶の
ルート開拓に成功しました。



今回はオーストラリアです。        
                        


注文は 形状、オーバートーン、周波数のほか 温度範囲、負荷容量などをコードで指定します。
9倍オーバートーンの200MHzもOK!
オーブン(!)用の指定もOK。
直列共振の指定もOK.

ここまでやってもらえるなんて日本では考えられません。それもコード指定だけで。



さて今回まとめて発注したものは以下の4点です。

QC49 5th O/T 95.425MHz TS05S (1pcs)
QC49 5th O/T 99.584MHz TS05S (1pcs)
QC49 5th O/T 92.925MHz TS05S (1pcs)
QC49 5th O/T 103.25MHz TS05S (1pcs)

QC49スタイルの5倍オーバートーン、50℃のオーブン用、±10PPM、直列共振。

(昔ならば周波数は小数点以下6桁ぐらい指定したいし、精度も±5PPMなどと言ったところですが、
秘密兵器(近日公開)のおかげで精度にこだわる必要がなくなったのです)



この4個の見積もりを問い合わせたところ
A$20.9 each   EMS送料A$52  トータルA$135ぐらい 約11000円
納期10-15日 という回答。
即日メールでカード番号を送ったところ2週間後に配達されました。

EMSなので送料が高いですが、水晶だけ見ればは2000円しないんです。
それ以上に ”早い” というのはありがたいです。

(まあ 値段についてはあくまでも参考値ということで。)




というわけで水晶輸入の巻でした。
お役に立ったでしょうか? いまどき水晶を特注する人などいないか。