ミリ波用ダイオードの実装について 2021年4月 | ||
ミリ波において必要不可欠なダイオードはどうしても入手しなければならず、そして実装しなければならない。 かろうじて入手でき、ジャンクション容量が0.05pF以下のダイオードは以下のとおり シングル、シリーズ、アンチパラレルタイプ HSCH9101,HSCH9201、HSC9251 Agilent製 ビームリード MA4E1317,MA4E1318,MA4E1319 MACOM製 フリップチップ MA4E2037,MA4E2038,MA4E2039,MA4E2040 MACOM製 ビームリード 超高価であったり100本単位であったり大変だがアンチパラレルタイプだけでも入手しないことには何もできません。 「アマチュア的」に安価なダイオードを使うのも結構ですが、何か信用できるものを一つは用意しないと泥沼にはまります。 他に、実体顕微鏡、フラックス、ハンダペースト、導電接着剤等必要です。 |
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最近自分がやっている方法は、ビームリードの場合 1,基板にハンダを乗せ吸い取り線で平らにする。 2,極微量のフラックスを塗る。 3,顕微鏡の下ダイオードを目的の場所に針の先などで誘導する。 ゲルパックから基板まではピンセットを使うが落としたらアウト。 4,ハンダペーストを極極少量ダイオードのリードあたりに付ける。 ハンダのボールが数えられるぐらいの量を慎重に。 5,リフロー炉でそれなりのプロファイルで230℃まで温める。 自分はリフロー炉を自作し、プロファイルも設定した。 ホットプレートで温度を実測しながらでも良いかも。 低温ハンダの方が良いかもしれない。 ハンダこてでやろうなんで思わない方が良い、ハンダに吸い込まれて終わる フリップチップもこの手順でうまくいった。幸運だったのか? |
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昔使った2液の導電性接着剤、CW2400 基板にこれを極少量付けそこへダイオードを誘導する。 硬化まで時間がかかるので落ち着いて作業できる。 ただ高価である。 藤倉化成のドータイト 性能は申し分ないのだが乾燥が早くて ダイオードの端子の接着には厳しい。 |
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実装後組立て、後ろの穴からLEDで照らした。 穴のどの位置にあるのがベストなのか前後左右に基板を 動かす必要がある。 |
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47GHz、77GHz、135GHz、248GHz の4バンドで導電接着剤、ドータイト、ハンダリフローを試した。 どれが良いかは比較できないがいずれにしてもミリ波を志す以上避けて通れない道です。 GL |