HFに復活してみる 準備編         2020年 初夏
 
2020年、COVID-19の影響で商売も暇になったし、ここ20年近く出ていなかったHF帯に復活してみようかと思ったわけ。

昔は21MHzとか結構アクティブに出ていたのだが、当時やり残したこと、そしてこのQRT期間中に状況が変わったこともあり
とりあえず目標を掲げてみた。

1、WAS(Worked All States)アワードがやりかけだった。
    それも49枚のQSLは集まったのにあと1枚(SC South Caloline)だけがどうしてもできなかった。これを何とかしたい。

2、DXCCの増減が大きく変わっている。
    Deletedぶんはまあどうでも良いのだが、FJ,PJ2,PJ4,PJ5,PJ7,KH8S,Z6,Z8,4Oの9つ増えている。
    この中から2つぐらいは何とかしたい。

3、FT8に出てみる。特にF/Hモードが未経験なのでやってみたい。

サンスポットも最低期で今なら14MHzの一択、といことで始めたわけです。


  FT8のインターフェースを作った。

なにはともあれFT8に出るためにはI/Fが必要ということで
USBハブだのUSB音源、CATインターフェース、その他を作った。

オーディオインターフェースだけならこれでよかったのだが
周波数コントロールもやりたかったのでCATでのコントロールをやったところ
これがとんでもないことになってしまった。



  手持ちのHFリグはYAESUのFT1011、DDSを使った基本性能だけなら
良くできたものだったのだが。

CATのインターフェースができあがりPCに接続。コマンド送信。
?????
何か大量のデータが帰ってくる。その数秒間はリグの操作も不可。

さすがにこれには悩みましたが、結論としては”バグ”でした。
ファームウエアが古い(初期版)のが原因。相当時間かけましたよ。

ファームウエアを新しくするためにはCPUの交換(ハンダで)が必要だが
YAESUはご存じのとおり古い機種のサービスを打ち切っており諦めろとのこと

機能を確認せず出荷 こんなバグを乗っけて出荷されていたのは
驚異的!いやさすがというべきか、買ったときに気が付けよか。古いリグに文句
言うなよか。


こんな役立たずは早々にヤフオクで格安で処分、アイコムのIC7300を
購入した次第です。
 
IC7300への変更手続きも済ませ、こんどはCI-Vインターフェースを製作。

オーディオ関係はリグに内蔵されているので、リグのUSBとCI-Vの2チャンネル
ですべて完結、FT8も可能となった。


    アンテナは14MHzフルサイズ2エレHB9CV、10mほどまで3段伸縮ハシゴで
上げてみた。

過去の経験上、短縮の3エレよりフルサイズ2エレのほうが有利と思っているので
それと軽いほうが何かと楽。

ローテーターは昔使っていたやつを分解、グリスアップで再使用。
    QSLカードとか考えておかないといけないことが多々あったのだが

LOTW: DXCCとかWASには絶対必要。
  局免と自動車免許を写真に撮ってメールで申請、翌日にはOKとなった。
  あとは昔受付済みのDXCCデータをLOTWに反映してもらい完了。

QRZ.COM: 確か紹介がないと登録できなかったがそれも完了。
  昔のコールブックと同じ感じでとりあえず住所とかQSL写真を登録

CLUB LOG: 登録はしてみたが特に活用することもなくOQRSに使う程度

eQSL: 登録はしてみたがなんとも言い難い、ドネーションはしたので
 自分デザイン もQSLを登録したが、JA局のドネーション組が少ないこと!
 わずかな金を払ってでもオリジナルデザインのQSLを上げればもうちょっと状況は
 変わると思うのだが。

     
ログをどうするか。

1、昔のQSO分(DXだけでも)はADIFに変換してLOTWとかにUPする必要
 がある。
 とにかく簡単に手入力するためEXCELで入力部を作りCSVで保管。
 それをCsvToAdifでADIFフォーマットに変換、という手法をとった。

 

2、これからのQSO分をどうするの?
 国内では有名なあのソフト、無料で操作性も良いのだろうけどさすがにこれから
 使うというのはちょっと....。DOS時代から成長してきただけあってWindows
 とは少し違うというイメージです。海外のログソフトも高機能でいいのだが
 そこまで必要ない というのが本音です。
 そこでどうするか?紙のノートに手書きでしょ。
 無地のリングノートに印刷してログ帳を作り完了。そんなにQSOするわけ
 じゃないのでこれで良しとしました。
       
2020年9月いっぱいまでに準備完了、ソーラーフラックスも68とか最低期だったが少し上昇に転じ、

残念ながらW8SはCOVID19で延期となったが、Z66DXのペディションは実行することが発表された。
PJ2,PJ4,Z8,4OはDXscapeで時々リポートがある。

CWはパドルの打ち間違いが多いのでPCでキーイング、USBでのCWキーイングは1:3がずれる感じ、オシロ見ながらパラメータ修正。
メモリーキーで高速UR599問題なし140字/分ぐらいで設定。聞く方はまだまだ耳で大丈夫。
FT8ならCWより10dB以上弱くても大丈夫らしい。


さあどうなりますか。





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