47GHz、77Ghzの免許を申請した。 Jun.2020 | ||
47GHz,77GHzのトランスバータが完成したので変更申請をおこなった。ただご存じのとおり新スプリアス基準なるものが絡んでおりどうするか? とりあえずやってみた。 その前に 現在固定局(HF帯100W)と移動局(144MHz,430MHz,1200MHz,5600MHz,10GHz,24GHz)の2つの免許を持っております。 一応1アマなんで500W検査の経験はあるのですが最近の防護指針とか住宅地の中とかいろいろ面倒で固定局は100Wにしています。 スプリアス確認保証について 1年ほど前にJARDで確認保証をとり、ちょっと古い機械でも例のあの年以降も使えるようには手を打ってあります。 移動局に47GHz、77GHzを追加 さて本題、移動局はスプリアス確認保証済みのIC910(144,430,1200MHZ)を親機にトランスバータ(2400MHz,5600MHz,10GHz,24GHz) を付加装置として免許を取得済みです。 昔の変更申請であれば追加の周波数(47GHz、77GHz)を含めた送信機系統図を添付し、送信機の一部変更と指定事項の変更を申請すれば 無料で新しい免許状を貰えたのだが.................... 今回の不安は”新スプリアス基準”により自作のマイクロ波、ミリ波のトランスバータが免許を受けるに当たりどんなことを要求されるのか ということでした。 信越総合通信局に電話をしたところ、昔と同じように申請書と事項書、工事設計書、送信機系統図を出せば良さそうな感触だったので 作って郵送してみた。 結果 何も指示なく1か月弱で免許を貰うことができた。 追加資料とかもなく、この件手を付ける前に目いっぱいハードルを上げておいたので一安心というところです。 |
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通知書のコピー 47GHz10mWと77GHz100uW!!! |
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工事設計書 終段管の項目が多いのでEXCEL形式の申請書でセルの大きさを 変えて記入。 47GHzはKUHNEのアンプの型番を書いた 77GHzはハーモニックミキサが終段なので電圧はXXX 定格出力は実力値を記入した。 |
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第一送信機系統図の一部 |
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47GHzのブロック図 |
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77GHzのブロック図 |
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結果的には親機のスプリアス確認保証という予備作業をした以外変更申請に変わりはなかった。 1200MHz以上は帯域外スプリアスは50μW以下であることが要求されるわけでそのあたり考慮しなければなりません。 免許可能な最大電力は47GHz、77GHzとも0.2Wです。そこまで必要ないので実力値で申請したらそのとおりとなりました。 |